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サウジアラビア・ジャナドリヤ祭のご案内

おはようございます。
今日の鳥取は白いモヤに包まれています。

昨年10月に金沢、12月には香港にて催された「感性価値デザイン展」
多くの来場者にお越しいただき盛況のまま会期終了となりました。
弊社からも立体漉和紙照明器具のMoonシリーズが採用され、日本/海外にて展示されました。

今回、サウジアラビアが年1回開催する唯一の国家的分化祭典「ジャナドリヤ祭」
こちらに感性価値を備えた製品の紹介という形で
「Japan Lifestyle Showcase」として展示されることに決定しました!
■詳細は
会期:4月13日(水)~4月29日(金)
時間:16:00~24:00
会場:首都リヤド中心から北方約30km ジャナドリヤ地区の祭典専用地
テーマ:暮らしの中の創造力~現代日本のヒト・モノ・コト

ジャナドリヤ祭詳細(在サウジアラビア日本国大使館HP)
http://www.ksa.emb-japan.go.jp/j/event/janadriyah.htm

感性価値デザイン展 金沢・香港

日本の優れたデザインとモノづくり「感性プロダクト」を、国内外に紹介する
「感性 価値デザイン展」。2010年度は金沢21世紀美術館と香港のBODWにて、テーマ
「Resonance(共振)経験と物語のデザイン」で開催します。

フランス事情


基本的に展示会、展示会後は来場いただいたバイヤーを訪れたり・・などで
観光などはできませんでしたが、町並みを一枚。
(展示会は基本的に9時過ぎ~19時までなので、朝も暗いパリでは明るい写真を
おさめる事が難しいです。)
フランスの町並みは本当に整っており、お気づきの通り電柱というものが
存在しません。これはパリでも田舎の方でもほぼ電線/電柱が無いそうです!
19世紀にオスマン知事がナポレオン3世の想いを組み、取り組んだフランス最大の
都市整備事業(パリの60%が改造されたそう!)により、統一された景観と
なったようです。
当時、騒乱の元となっていたスラムを排除する意味もあり、通りを広くし
建物の高さを低く、また統一化する事で監視する意味もあります。なんと窓の
大きさや位置などにも決まりがあるようです。
アパートやお店、家など住む住民もこれに協力してこそ今のパリの美しい景観が
保たれているのですね。

あと驚いたのが交通事情!
日本では簡単にタクシーに乗る事ができますが、パリでタクシーを拾おうと
思っても並大抵では拾えません。タクシーストップがあるのでそこでも待ちますが
10~30分待ちが当たり前でした。
というのもパリのタクシーは現行1.6万台(かなり少ない)なのと、フランスでは
タクシーの営業許可書というものがあり(日本でいうお店の権利書みたいな)
これを売買する事で多額のお金を得る事ができるようです。
聞いた話によると1,000万円だそう・・・それではタクシーの台数が増えないはず
ですね。


また、フランスの縦列駐車は以前より有名だと聞いていました。
どの通りを見ても必ず(!)縦列駐車が1列は道路を占有しています。
縦列駐車といっても日本で見る風景とは全く違い、停めてある車の車間距離は
たったの30センチ程度しかありません。
どうやって停めるのか不思議に思っていましたが、ある日の夜・・・
食事を終えホテルに帰る帰り道・・・・・・
「ズズッ・・ガガッ・・」
音がするので見てみると、大きなバンがバックしながら停めてある車のバンパーを
ゆっくり押しながら後ろへずらしています。
それで後ろへ車を押しながら無理やりスペースを作り、入りこんでいました。
なるほど!激しくぶつけると車に傷がつきますが、やさしく押して入り込むのが
コツのようです。
でも、日本では真似しない方が安全ですね。

Maison et Objet-2011

1月21日~1月25日までの5日間、フランスで開催された「メゾン・エ・オブジェ」に
初めて出展して参りました。
「メゾン・エ・オブジェ」はホーム・ファッションでは世界的にトレンド発信の場として
固定されつつあるようです。
会場はとても広大でHALL1~HALL8まであり、私達がいたHALL6でさえ
すべてチェックする事が難しいぐらい、広いです。

HALL6の入り口(2F)より会場へ降りてすぐに「J SYLE+」のブース。
日本の選抜された企業12社のうちの1社として参加しました。


J STYLE+のブースは少し暗めの会場に仕上がっていて
立体漉和紙の照明にはありがたい暗さでした。
今回は展示スペースが限られておりましたので大型なものはあまり展示が
できませんでしたが、一番手前に映っているのが「SPRING」です。
橋田規子さんデザインです。


初日はブース内小物雑貨に人が多く集まり、少し焦りましたが
翌日からは怒涛の4日間。
通訳の方には5日間アテンドしてもらいましたが、それではもちろん
人が足りないので、たどたどしい英語と教えてもらったフランス語の単語で
立体漉和紙の魅力・説明をしました。
和紙は和紙でも、弊社の立体漉和紙は一見和紙らしい!と思って飛びつく
和紙の表情ではありません。
ですが、来訪いただいたバイヤーさんやデザイナーさんにはすぐに
違いが分かったようで、和紙を通したあかりの優しさ柔らかさには
多くの引合いや注文を頂戴しました。
中には5日間のうち、4日間通っていただいたデザイナーの方もいました。
立体漉和紙のファンを増やせたかなり内容の濃い5日間でした。

またアテンドしていて気づくのが挨拶。
必ず挨拶「ボンジュール」から始まって、一通りの説明を終えると
「メルシーボクー」「オーヴォワール」
「ありがとう」「さようなら」
いま、日本でもこれをきちんと言う方、少なくなっていますよね。
フランスの方はよく喋りますが(そうでない方はごめんなさい)
挨拶がちゃんとしていてとても気持ちの良いものでした。

三越エトワール-JAPAN BRAND商談会-

ようやく雪も解けはじめ、積み上げられた雪の壁も少し低くなりました。
今年の鳥取は正月から以降、雪が度々降りました。
昭和58年ぶりの大雪です。

さて、フランスでの展示会を2つ終え日本へ帰ってまいりました。

まずはJAPAN BRANDのパリ商談会の様子よりご紹介したいと思います!


展示は今年で3回目を迎え、アテンドするスタイルでは昨年に続き2回目です。
昨年もお越しいただいたバイヤーさんなど、2日間でしたがあっという間に
過ぎていきました。
立体漉和紙は素材的にも非常に珍しく、また今年ブラッシュアップした
Naturalには多くの方から引合いをいただきました。


去年も同じようなアングルで写真を撮りましたが、今年も・・・
会場となった三越エトワールは凱旋門のすぐ脇にあり
窓から凱旋門がつまめそうなほど近くに映ります。


夜の凱旋門
車通りは朝であろうが昼であろうが夜であろうが、とにかく車が
凱旋門の周りをずっとグルグル走っています。
日本でいうロータリーですが、規模が違います。
車で自分の行きたい通りへ行くには相当なテクニックが必要・・・
否、度胸が必要みたいです。

3回目となった三越エトワール JAPAN BRAND商談会ですが
会場の三越エトワールはなんと、この商談会が最後の催しとなりました。
JAPAN BRAND商談会をもって文化事業を終了されるそうです。

この会場は1992年に三越エトワールとして開館され日本とフランスを中心とした
ヨーロッパ諸国との文化交流などを目的に創立されたそうです。
建物自体も本当に歴史があり、1860年代に築かれました。
凱旋門には取り巻く12の歴史的建造物があるのですが、そのうちの一つです。
凱旋門広場より放射線状に12本の通りが伸びていますが、その基点に位置します。
ナポレオン3世が1世の遺志であった凱旋門を建設した後、軍に功績のあった
歴史的将軍家を顕彰する基金として売却された土地に建設されました。
そんな長い歴史を歩んだ建物で最後のイベントとして参加できた事を
とても光栄に思います。
もう利用できないと思うと、とても寂しく残念ですが・・・
ありがとうございました!