基本的に展示会、展示会後は来場いただいたバイヤーを訪れたり・・などで
観光などはできませんでしたが、町並みを一枚。
(展示会は基本的に9時過ぎ~19時までなので、朝も暗いパリでは明るい写真を
おさめる事が難しいです。)
フランスの町並みは本当に整っており、お気づきの通り電柱というものが
存在しません。これはパリでも田舎の方でもほぼ電線/電柱が無いそうです!
19世紀にオスマン知事がナポレオン3世の想いを組み、取り組んだフランス最大の
都市整備事業(パリの60%が改造されたそう!)により、統一された景観と
なったようです。
当時、騒乱の元となっていたスラムを排除する意味もあり、通りを広くし
建物の高さを低く、また統一化する事で監視する意味もあります。なんと窓の
大きさや位置などにも決まりがあるようです。
アパートやお店、家など住む住民もこれに協力してこそ今のパリの美しい景観が
保たれているのですね。
あと驚いたのが交通事情!
日本では簡単にタクシーに乗る事ができますが、パリでタクシーを拾おうと
思っても並大抵では拾えません。タクシーストップがあるのでそこでも待ちますが
10~30分待ちが当たり前でした。
というのもパリのタクシーは現行1.6万台(かなり少ない)なのと、フランスでは
タクシーの営業許可書というものがあり(日本でいうお店の権利書みたいな)
これを売買する事で多額のお金を得る事ができるようです。
聞いた話によると1,000万円だそう・・・それではタクシーの台数が増えないはず
ですね。
また、フランスの縦列駐車は以前より有名だと聞いていました。
どの通りを見ても必ず(!)縦列駐車が1列は道路を占有しています。
縦列駐車といっても日本で見る風景とは全く違い、停めてある車の車間距離は
たったの30センチ程度しかありません。
どうやって停めるのか不思議に思っていましたが、ある日の夜・・・
食事を終えホテルに帰る帰り道・・・・・・
「ズズッ・・ガガッ・・」
音がするので見てみると、大きなバンがバックしながら停めてある車のバンパーを
ゆっくり押しながら後ろへずらしています。
それで後ろへ車を押しながら無理やりスペースを作り、入りこんでいました。
なるほど!激しくぶつけると車に傷がつきますが、やさしく押して入り込むのが
コツのようです。
でも、日本では真似しない方が安全ですね。